1.ピーナッツについて

前号まで千葉産落花生の生育状況についてご報告して参りました。現在、ナカテユタカ種（早生種）の収穫が終わり、半立種の収穫が始まっています。今年は雨が多く、収穫後の乾燥時期にこの雨が重なってしまうと収穫量に大きな影響が出てしまいます。天候についてはどうすることもできませんが、無事収穫が終わることを祈るばかりです。前号で11月11日は【ピーナッツの日】とご紹介致しましたが、ここ最近でピーナッツを健康素材として取り上げられる機会が増えております。当社の出荷実績も増加傾向が続いております。今後も健康素材としての認識が消費者の方々に浸透し定着していけば、ピーナッツ全体の需要が増え、ベースアップに繋がっていくことを期待しております。さて、このピーナッツ需要の高まりに伴い、ピーナッツの健康効果が注目を集めております。ピーナツについての本が出版されているのを見つけましたので少しご案内します。本の内容については、①ピーナッツ驚効果、②ピーナッツのすごい力、③ピーナッツの簡単自在レシピ、④酢ピーナッツ、⑤ピーナッツ絶品レシピについて、写真を交えながらとても見やすく、わかりやすく紹介紹介されておりますので、是非一度ご覧頂ければと思います。比較的お手頃な価格で美味しく、健康効果が得られれば健康素材として定着するのでは期待したいところです。

2.乳酸菌と免疫力強化

秋を通り越し、冬へ着実に近づいています。今年の冬は寒くなるとの予報が出ておりますが、毎年のことですがインフルエンザなどのウィルス感染症の猛威が心配される時期となりました。今回はここ数年注目を集めております乳酸菌の免疫効果にスポットを当ててご紹介致します。乳酸菌のいくつもある効果の中で免疫力強化があります。外部から侵入するウイルスや細菌、また体内で発生するガンなどの病気からカラダを守る仕組みが免疫です。免疫の役割は近年、乳酸菌やビフィズス菌を摂取してインフルエンザを予防しようとする人が多く見られます。主に次の3つ！ ①外部の病原菌などからの感染防止、②疲労回復や病気への抵抗力強化などの健康維持、③細胞の新陳代謝を活発にして老化を防止です。免疫力は私たちの生命力そのものと言えるかもしれません。そして驚くべきことに全身の免疫細胞のうち60％～70％が腸に集中している。つまり免疫力を高めるは腸が重要ということです。小腸の内壁には絨毛(じゅうもう)と呼ばれる細かな突起がびっしりはえています。この絨毛の隙間にパイエル板という異物感知センサーが備わっており、パイエル板がウイルスや細菌を感知するとリンパ球が分泌され、異物を排泄してくれます。善玉菌を摂取することでパイエル板の働きが活性化され、ウイルスや細菌への抵抗力が高まることが分かってきました。つまり腸内細菌は免疫力に影響を与え活性化させているということです。逆に言えば、腸内環境が悪化すると腸内免疫細胞の働きが弱まって、免疫力が低下してしまう可能性が高いとも言えそうです。免疫力が活性化している体内にインフルエンザウイルスが侵入しても発症しにく、仮に発症しても症状は軽微で済むことがほとんど。インフルエンザで学級閉鎖になる場合でも、一定数の子はかからず元気なままです。そういった子供は免疫力が他の子に比べて高いと考えられます。恐らく腸内環境も健康で善玉菌優位に保たれているために、免疫力が非常に高い状態だと言えるでしょう。では免疫力を高めるにはどのような善玉菌を摂ると良いのでしょうか？乳酸菌シロタ株や、L-92乳酸菌はインフルエンザ予防効果が確認されています。ただしこれらのデータは社内での研究結果であり、科学的に実証され認められたものではありませんので、その点にご注意ください。体調を崩しやすい人、インフルエンザ予防がしたい人は、免疫力強化の一環として乳酸菌を摂るのも良いでしょう。

当社『乳酸菌ヨーグルト味アーモンド』をご案内させて頂きます。

　　★免疫力の強化が期待できる菌★

クレモリス菌FC株、EC-12株、BB536菌、HN019株、SBT2928株(ビフィズス菌SP株)、GCL1176株、KW3110株、LGG株、L92株、SBT2055株(ガセリ菌SP株)、シロタ株、ラブレ菌、ロイテリ菌 他多数

EC-12（エンテロコッカス・フェカリス菌）とは人間の腸内に存在する腸球菌と呼ばれる乳酸菌です。ヨーグルトなどに含まれる桿菌（かんきん）に比べると５分の１ととても小さいが、小さい為に腸管内パイエル板に取り込まれやすく、高い整腸作用が期待できます。

★乳酸菌ヨーグルト味アーモンド　65ｇ　

ＪＡＮ　4901454023729　 上代300円（税別）

カリッと香ばしい大粒のアーモンドに、甘酸っぱいヨーグルト味をプラス。 １パック（65g）当り“２００億個”以上の乳酸菌入り（ヨーグルト20個分） →体に嬉しいエンテロコッカス・フェカリス菌「EC－12」株使用

3.商品トピックス

上記にてご案内させて頂きましたが、千葉産落花生の収穫が始まりました。７月より休売しております下記商品の販売を再開する予定です。順調に収穫が終われば11月下旬より出荷再開を見込んでおります。７月のテレビ放映の影響で、予定を大きく上回る受注を頂き原料がなくなってしまい、皆様には大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ございませんでした。間もなくの出荷再開に向け、準備を整えて参りますので、今後とも宜しくお願い致します。

★千葉産素煎ピーナツ（半立種）　70ｇ　

ＪＡＮ　4901454018855　

上代　　580円（税別）

新豆が無事収穫されれば、11月下旬頃出荷を再開する見込みです。

千葉県産落花生の品種について

千葉県産落花生には主に４つの品種があります。千葉半立（チバハンダチ）、ナカテユタカ、郷の香（さとのか）、おおまさりです。郷の香、おおまさりはゆで落花生として扱われます。よって一般に流通している千葉産の煎り落花生は、千葉半立かナカテユタカとなります。千葉半立はナカテユタカに対して２週間～４週間収穫時期が遅いことから晩生（オクテ）種、それに対してナカテユタカは収穫が早いので早生（ワセ）種と呼ばれます。