【4.原産地とその広がり編】「落花生」についてもっと知りたい
「落花生」はどこが原産地でしょうか。
南アメリカのボリビア周辺(ブラジル・チリ・ペルーに囲まれた地域)と言われています。
この地域原産の落花生が、アマゾン川やラプラタ川などの河川により下流に流され生育地域が広がったと思われます。
古代ペルー(南米)
4000年前から食べられていた (アンコン遺跡で発掘)
アステカ族(中米)
解熱剤として使用
16世紀の大航海時代にポルトガルルートではブラジルから西アフリカを経てインド、スペインルートでは南ヨーロッパ、北アフリカと伝わります。
それらがインドネシア・フィリピンを経て中国にもたらされました。
中国から日本へは江戸時代の元禄期に伝わり、一般的に栽培され始めたのは明治初期です。
世界各地の落花生を使用した料理・菓子
ペルー
カラプルクラ(豚肉とピーナッツの乾燥じゃがいものシチュー)
ブラジル
ぺ・ジ・モレーキ(ピーナッツの粉とミルクで作るお菓子)/ハパドゥーラ(ピーナッツ、砂糖、コンデンスミルクで作るお菓子)
セネガル
マフェ(ピーナッツペーストを使用した煮込み料理)
ガボン共和国
チキン・ムアンバ(ピーナッツペーストを使用した鶏肉のシチュー)
タイ
パットタイグンソット(エビとピーナッツ入り焼きそば)
フィリピン
カレカレ(ピーナッツペーストを使用した煮込み料理)
インドネシア
サユール・プチェリ(ピリッとした辛さと爽やかな香りが特徴のピーナッツソース)
中国
老醋花生(落花生の酢漬け)