1.千葉県産落花生情報　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　皆川　和史
今年も千葉産落花生の播種が始まりました。
現状の報告をしたいと思います。
播種期日：4月中旬から現在まで断続的に雨が続き、圃場が乾かず施肥の段階から予定通りに作業が出来ておりません。例年は早くて4月下旬、通常は5月上旬から播種が始まりますが、大幅に遅れております。天候と圃場の乾燥を待って、5月20日頃から一斉に始まりました。弊社圃場で4月下旬と5月上旬に播種したところでは、冠水による種の腐れや直根が回って正常に発芽しない等の被害が概ね1から2割程度見られ、追い播きにて対応しております。発芽も3日程度遅れている様に感じられます。千葉半立は5月下旬から6月上旬より始まる見通しです。今年は例年に比べて梅雨入りが6月4日と早い見通しもあり、今後の播種が心配です。

作付概要：弊社取引農家の聞き取りの中ではありますが、高齢化の影響を受けて
農業自体の廃業や作付を減らす所が前年同様多く感じます。その中で、近年の安定相場を受けて作付を増やす農家や他作物からの転換で新規に落花生を作る農家も見られます。増減をふまえてナカテは前年並み程度、半立は去年より減少すると思われます。連作や気候の影響で収穫の低い生産農家が作付を減らし、高収量の生産農家が作付を増やしているので、その所で上手くバランスが取れればと思います。
播種：5月初旬　撮影：5月24日

2．カシューナッツについて                                                                     　　 髙橋　学
熱帯アメリカ原産で，現在は広く世界の熱帯地域に栽培されているウルシ科の
常緑果樹。マガタマノキとも呼ばれる。樹高10m余りになり，切口からは白色の
乳液を出す。葉は革質，長さ10～20cm。花は小型で，枝頂に円錐花序につき，
両性花と雄花を混在し，　白っぽい黄緑色か赤色をおびる。果実は勾玉（まがたま）状(長さ2.5～3cm)で，紅色で光沢のある花梗(多肉のヨウナシ状に肥大し長さ4～8cm)の頂端につく。若芽や葉が野菜とされるが，利用対象で重要なものは種子で，果肉をとりさった腎臓形のカシューナッツは，炒って広く食用にされていて約50％の油を含む。カシューナッツは、西インド諸島が原産地と言われており、 16世紀にポルトガル人がインド等に防風林として植林したのが始まりと言います。 世界の熱帯各地で栽培されて　いますが、主な産地はインドです。
カシューナッツの木は、赤い実を付けるのが特徴です。5～10cm程度の大きさの
実に ぶら下がっている種子がカシューナッツ（下記写真参照）。1つの実に1粒のカシューナッツしか取れません。赤や黄色に生る実はリンゴのようにも見えることから、カシューアップルと呼ばれることもあり、現地では実を食べることもあります。匂いもリンゴのように甘く、良い香りがしますよ。

カシューナッツに含まれる栄養素について記載させて頂きます。
オレイン酸
一価不飽和脂肪酸のひとつである「オレイン酸」。オリーブオイルに豊富に
含まれている　栄養素で、血液中の悪玉コレステロールの量を正常に保つ
働きに優れています。オレイン酸を積極的に摂ることにより、睡眠不足や運動
不足といった現代人にありがちな生活習慣の乱れによる体の不調改善にも
役立ちます。また、腸のぜん動運動を活発にして便通の改善が見込めるのも、
オレイン酸の特徴です。老廃物が排出されることにより、ニキビや吹き出物と
いった肌荒れ改善にもおすすめです。
タンパク質
体を構成する成分の約20%を占める「タンパク質」は、脂質や炭水化物と並ぶ
三大栄養素の　ひとつです。タンパク質には、肉や魚、卵などに含まれる「動物性タンパク質」と、米や大豆、野菜に多い「植物性タンパク質」の2種類があります。いずれも、体内に吸収されると結合してアミノ酸に変化し、体を動かすためのエネルギーとなります。タンパク質は筋肉を作る材料でもあるため、筋力アップにも効果的です。
ビタミンB1
「ビタミンB1」は、パンや麺類、ごはんなどに含まれる糖質を分解する重要な栄養素です。ビタミンB1が不足すると、体内に取り込まれた糖分がエネルギーに変換されないため、肥満の原因となる可能性があります。また、疲労の原因である乳酸が体内に蓄積されていき、寝ても疲れがとれない、何となく頭が 重たいといった慢性疲労にもつながります。ビタミンB1は、水に弱く溶けやすく熱に弱い性質を　もつことから、摂取するのが難しいとされてきました。しかし、ビタミンB1を豊富に含むカシュー　ナッツなら手軽に栄養を摂取でき、健康面の改善に効果が見込めます
ビタミンK
「ビタミンK」は、包丁で指を切ったり運動中に膝を擦りむいたりして出血した時に、血液を固める働きを持っています。また、骨を構成する成分のひとつ「オステオカルシン」の分泌を促し、骨を丈夫にする働きにも効果があると言われています。カルシウム不足によって起こる骨粗しょう症の予防に役立つため、積極的に
カシューナッツを摂取しましょう。
葉酸
ほうれん草や小松菜といった緑色の野菜に豊富に含まれる「葉酸」は、赤血球を
作る働きをもつことから「造血のビタミン」と呼ばれるビタミンB群の一種です。
立ちくらみや息切れなどの貧血症状の緩和にも役立つため、特に女性は積極的に摂ると良いでしょう。また、葉酸は貧血を予防する以外にも、肌の新陳代謝をアップさせる働きも優れています。代謝が上がることでターンオーバーのリズムが整い、ニキビや吹き出物、くすみといった肌トラブル　の改善効果が見込めます。

商品名： 素焼きカシューナッツ

内容量：160g
入数：10入
賞味期限：180日
JANコード：4901454024757
3.『ピーナッツ』を食べましょう！　　ー　5　　　　　　　　設楽　孝一
今月号でもやはりアメリカのピーナッツ研究所の「ピーナッツ白書」の情報を使「栄養に富んだ食品」であるピーナッツについてご紹介しようと思います。
数値は八訂「食品成分表」のバターピーナッツ１００ｇに基づきます。
●　主要栄養素
・たんぱく質＊各ナッツより含有量が多い
アーモンド　　１９．０ｇ
くるみ　　　　　１３．４ｇ
・脂質＊心臓にいい多価不飽和脂肪酸が脂質の３０％以上
飽和脂肪酸１０．２７ｇ
０．０５ｇ
１５．６７ｇ （川越屋通信２０２２年３月号参照）
・炭水化物１８．３ｇ ＊ピーナッツは1日２０ｇ摂取が推奨。
食物繊維総量９．５ｇ 　　　　その糖質量は１．８ｇで、ロカボに該当。
糖質８．８ｇ
● 微量栄養素・・・ピーナッツは９種類のビタミンを含みます
【ピーナッツ】【アーモンド】
・　ビタミンＡ （β－カロテン当量） ５μｇ９μ
・　ビタミンE （α－トコフェノール） １．９ｍｇ 〇２９．０ｍｇ
・　ビタミンB1 ０．２０ｍｇ 〇０．０３ｍｇ
・　ビタミンB２ ０．１０ｍｇ 〇１．０４ｍｇ
・　ナイアシン当量２１．０ｍｇ 〇７．５ｍｇ
・　ビタミンB６ ０．４８ｍｇ 〇０．０８ｍｇ
・　葉酸９８μｇ 〇４８μｇ
・　パントテン酸２．４２ｍｇ 〇０．２６ｍｇ
・　ビオチン７９．０μｇ 〇ー
※　アーモンドに対し、ビタミン対決はなんと６勝３敗で大幅勝ち越しです。

商品名　：　素煎りピーナッツ
規格：１０５ｇ　　　入数：１２
・うす皮付きローストピーナッツ
ＪＡＮコード：　４９０１４５４０２２５９３参考上代：　１８０円

ロカボ認証商品

商品名　：　たっぷりお得　ピーナッツ

規格：３６０ｇ　　　入数：１０

ＪＡＮコード：　４９０１４５４０２００２５
参考上代：　４００円　　　　大容量徳用商品です！