vol.61
今月のラインナップ
1.黒糖の違いについて2.くるみについて
3.『ピーナッツ』を食べましょう-3
1.黒糖の違いについて 皆川 和史
豆菓子ナッツ、焼菓子売場にて販売されております黒糖くるみ等の商品がございます。こちらで使用されております黒糖は加工黒糖と純黒糖使用の2つに分かれております。今回は黒糖の違いについて記載したいと思います。
①加工黒糖の特徴
主な原材料 原料糖(粗糖)、糖蜜、黒糖またはサトウキビ
見た目 配合度合いにより砂糖の結晶が浮いたような
風味 薄い
食感 配合度合いによりジャリジャリ感
②純黒糖の特徴(弊社使用)
原材料 さとうきび
見た目 滑らか
風味 豊か(香味豊か)
食感 比較的滑らか
甘味 自然の甘さ
自然の力 ミネラル、ビタミンが豊富で天然オリゴ糖のラフィノースも含まれて います。又、カルシウムは上白糖の240倍も含まれています。
・加工黒糖とは?
粗糖(原料糖)、糖蜜、黒糖を保存し、ブレンド加工した再製糖です。
・粗糖(原料糖)とは?
沖縄県内で栽培されたサトウキビを圧搾して煮詰めて遠心分離機で糖蜜に分離して除いたのが粗糖です。
・糖蜜とは?
粗糖(原料糖)を生産する際、副産物として分離したのが糖蜜でサトウキビの栄養素が濃縮された濃縮液です。黒糖の味をしっかりと出しております弊社黒糖くるみの採用を是非とも宜しくお願い致します。
商品名:黒糖くるみ
内容量:80g
入数:12入
賞味期限:150日
JANコード:4901454023699
2.くるみについて 髙橋 学
2021年(1月~12月)、米国産くるみの輸入量は対前年比18.6%増の21,944トンとなり過去最高を記録したそうです。米国から輸入されるくるみは全量カリフォルニア産。コロナ禍でも伸長した消費を見ると、オメガ3脂肪酸の効能や腸活等の
健康訴求が奏功し、消費層がさらに拡大しているとみられているそうです。
今回はくるみの効果についてまとめてみたいと思います。
体に良い脂肪のオメガ3脂肪酸、抗酸化物質(ポリフェノール、メラトニン)が豊富に含まれるほか、ビタミン、ミネラル、たんぱく質や食物繊維など、体に良い成分や栄養素がぎゅっと詰まっています。低糖質でグルテンフリー。今注目の低糖質ダイエットやグルテンフリーダイエットにも適した食材です。良質な脂肪と食物繊維、食感が満腹感を与えるので小腹がすいた時にぴったり、ダイエット中でも安心でとてもヘルシーです。ナッツ類の中でも特にくるみに多く含まれるオメガ3脂肪酸には、悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げたり血管を柔軟(若さの尺度)に保つ効果があり、糖尿病や心臓血管疾患、肥満やメタボなど生活習慣病予防のリスクを下げたり脳活にもよいことがさまざまな研究でわかってきています。
30年もの研究からくるみは心臓と血管の健康の手助けをすることが示されています。健康的な食事の一部としてくるみを摂り入れることは、心疾患のリスクを低減する事が期待でき、心疾患の二大要素であるコレステロール値を健康的な状態に維持する事や血圧を下げる助けをしてくれます。
脂質:オメガ3脂肪酸
くるみに含まれる栄養素でまず注目すべきは、オメガ3脂肪酸です。
血液中の脂質濃度を下げ、コレステロールや中性脂肪を抑える効果があると言われています。また、高血圧や動脈硬化などの心血管疾患の予防・改善が期待できます。抗酸化物質:ポリフェノールやメラトニン
様々な食材の中で、くるみに含まれる抗酸化物質の量はトップクラスであるとして注目されています。抗酸化物質とは、活性酸素を抑制することで、動脈硬化や高血圧の予防、がん予防、アンチエイジングなどの効果が期待できる物質のことです。
・ポリフェノール
抗酸化物質のひとつである「ポリフェノール」は、赤ワインに多く含まれていることで有名ですが実はくるみは赤ワインを上回るポリフェノールを含んでいます。
・メラトニン
くるみを摂取することで、「メラトニン」の血中濃度が3倍になることが判明しています。メラトニンは抗酸化作用が確認されているほか、眠りを誘うホルモンとして不眠症への効果が期待される物質です。
ビタミン類|E・B6・B1・葉酸
・ビタミンE
ビタミンEは4種(α、β、γ、δ)のトコフェロールという物質があり、くるみはその中でγ-トコフェロールの含有量が多い食材です。くるみ100gの中にトコフェロール4種が合わせて27.5㎎、含まれており、その内23.6㎎をγ-トコフェロールが占めています。抗酸化作用等により注目が高まってきているγ-トコフェロールは、体内の余分な水分を尿として排出するのを助ける働きがあり、むくみの軽減につながります。
・ビタミンB1
皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きのあるビタミンです。また、脳神経系の働きを補助しています。
・葉酸
葉酸は赤血球を作る際に必須の栄養素で、「造血のビタミン」とも呼ばれます。身体の発育にも重要であるため、特に妊婦さんは意識して摂取したい栄養素です。その他にもマグネシウム、銅、亜鉛などのミネラル類や食物繊維が多く含まれているので健康食として習慣的に食している人も増えているようです。是非、くるみ習慣始めませんか?
商品名: 生くるみ
内容量:200g
入数:10入
賞味期限:180日
JANコード:4901454024252
※2022年5月よりパッケージリニューアル予定。
3.『ピーナッツ』を食べましょう! ー 3 設楽 孝一
今月号でもやはりアメリカのピーナッツ研究所の「ピーナッツ白書」の情報を使い、「ピーナッツと糖尿病」についてご紹介しようと思います。
日本人は40歳以上の4人に1人と糖尿病患者急増。アジア人は欧米人よりインスリンの分泌量が少ない人が多いのがその要因です。
① 糖尿病のリスク低下
…ピーナッツには、「1日を通じて血糖値のレベルを維持し、2型糖尿病の
発症リスクを約25%軽減させる効果がある可能性があります」
*2型糖尿病 : 食生活や運動不足や、それに起因する肥満などの環境因子
から発症することが多い糖尿病です
● [ハーバード公衆衛生大学院]
・一週間に1~4回、約30粒摂取 ⇒ 2型糖尿病発症リスク約10%軽減
・一週間に5回以上、約30粒摂取 ⇒ 2型糖尿病発症リスク約25%軽減
● マグネシウム含有
*マグネシウムは、ブドウ糖をエネルギーに変える時に必要な栄養素で、
インスリン分泌を促し効きをよくすることが期待できます
【100gあたりのマグネシウム含有量】*7訂データ
素煎りピーナッツ: 200mg
フライドピーナッツ(バタピー): 190mg
素煎りくるみ: 240mg
素煎りアーモンド
煎り大豆
◎マグネシウムの他の効能もみてみましょう
・ 血管を拡張させて血圧を下げます
・ 血小板の凝集を抑え血栓を作りにくくします
豆もナッツもマグネシウムが多く含まれています。
成人男性の1日のマグネシウム摂取量は340mg
が目安。素煎りピーナッツ30粒弱で60mg摂取。
② 血糖値のコントロール… 「ピーナッツが健常者及び2型糖尿病患者の両者の血糖値を安定させ、コントロール値を改善する手助けをする」
● GI(グリセミックインデックス)値が非常に低い
(その食物に含まれる炭水化物を50g摂取して測定)
ピーナッツ: 20
大豆: 30
アーモンド: 25
カシューナッツ: 29
GI値が低めと言われる上記の食材よりも豆・ナッツはGI値が低く、ピーナッツはより低い値となっています。
● GL(グリセミックロード)値が非常に低い
* 一般的な量の炭水化物を摂った時の血糖値のあがり方を表す数値
(GL値=炭水化物xGI値÷100、低GL値は10以下)
*ピーナッツ 炭水化物19.6g/100g *7訂データ
・10粒 (約10g) 1.9 x 20 ÷ 100 = 0.38
・20粒(日本ピーナッツ協会推奨) 3.8 x 20 ÷ 100 = 0.76
・30粒(アメリカピーナッツ白書推奨) 5.7 x 20 ÷ 100 = 1.14
商品名 : 素煎りピーナッツ規格:105g入数:12
・うす皮付きローストピーナッツ
JANコード: 4901454022593参考上代: 180円
商品名 : たっぷりお得 ピーナッツ規格:360g入数:10
JANコード: 4901454020025参考上代: 400円
血糖値が上昇する度合いを表す数値 (目安値は60)
お問い合わせは、弊社営業担当まで
~川越屋営業部~
次長:設楽孝一090-4091-3519
課長:皆川和史080-1303-6838
係長:高橋学090-4523-7184
➁アーモンドについて
③ピーナッツを食べましょう!-4